おぼへがき

子育てをはじめて丁度3ヶ月になりました．
子供はとてもかわいいのですが，やっぱり子育ては大変です．

どこかの誰かが，「子供の顔を見ると疲れがとれるよ！」と言ってましたが，少なくとも肉体的な疲労はまったくとれやしません:)

私の実家が長崎で，妻の実家が沖縄，現在私と妻は実家から遠くはなれた東京で暮らしており，京都から東京に引っ越したばかりで助けて貰えそうな人も周りにほとんど居ないため，どうやったら育児で疲弊しないかに腐心しています．
また，色々買いに行くような自家用車もなく，買いに行くことが難しいため，基本はAmazonなどで購入するようにしています（便利な世の中になってくれて本当に助かります）．

子供によって合う合わないはあるらしいので難しいですが，二人目を授かった時，また他の方に役に立ったらということで参考までに，子育てのために購入した色々なものをおぼへがきとして記しておきます．画像をクリックすることで商品ページにジャンプできますが，AmazonのアフィリエイトIDが入っているので，気になる方は適当にIDを抜いて下さい:)

なお，3ヶ月目まででの浅知恵なので，これからまったく役に立たなくなる可能性があります．合わなかったものも挙げてますが，それはあくまで我が家では合わなかったというだけですので，試してみる価値はあると思います．

まず，最も役に立っているのがQUARTER REPORT（クォーターリポート）のベビースリングです．このスリングで抱っこして歩くと娘はすぐ寝てくれますし，このスリングで娘を抱っこしたまま御飯を食べることも可能です．このベビースリングのお陰で，買い物も何とかなりますし，スリング内で寝てもらえると近くのお店で妻と御飯を摂ることもできており本当に助かっています（これは，お店の方のご好意のおかげでも有ります）．育児では，息抜きが重要だと思っているので，外で御飯を食べる機会を作ることができるというのは本当に助かります．

自宅内でお世話になっているのが，「ベビービョルン バウンサーバランスソフト メッシュ」です． 生まれて1ヶ月後に導入し，その後1～2週間位まではなかなか慣れず，のせてもすぐに泣いていたため，あまり役にはたっていませんでしたが，2週を過ぎた当たり（生まれてから1ヶ月半くらい）からある程度慣れてきてくれました．バウンサーにのせて機嫌よくしてくれることもありますし，多少ぐずっていても足でバウンサーを揺らしつづけることで機嫌が治っていくこともあるので，妻と一緒に御飯を食べることを可能にしてくれる優れ物です（まだ，自分で揺らして寝てくれることはあまりありません）． また，うちの娘の場合は快便なので今のところ問題ないですが，バウンサーにのせると割とすぐにウンチをしてくれます．便秘なお子さんにはかなり向いているのではと思います．かなりのウンチをした後，そのままバウンサーで揺れるため漏れてしまうという問題も有りますが，バウンサーは汚れてもすぐに取り外し，洗濯して干すことで再利用することができるため，問題ありません． ちなみに，少し前のバージョンは12000円くらいに安くなっています．

おさがりで妻の姉からいただいた「「森で生まれたベビートイ」シリーズ Basic Baby Toys 森のすやすやメリー」もまたかなり活躍してくれているグッズの1つです．1ヶ月半くらいから娘は徐々に反応し始め，2ヶ月後半くらいからは回っているぬいぐるみを取って遊んだりしてくれます．また，ぬいぐるみがすぐに取れる機構になっているため，安全というのも嬉しいです．

「TINY LOVE ジミニー・トータルプレイグラウンド」は2ヶ月後半になってきてから，ようやく役に立ちつつあります．ただ，まだ娘は動くことができないので，これからかなというのが印象です．音が単調なので大人には辛く，音を消したくなります．音楽を変えることができたらよりよいのだけれど．

実家で子育てをしているのであれば大丈夫なのでしょうが，東京で子育てをしていると，助けがありませんし，部屋の広さにも限界がありますし，外で衣類を干すことが難しいので基本的に布おむつは無理と諦めています．で，紙おむつ＋ふんだんに使えるおしりふきを利用しています． うちで利用しているのは，なんだか怪しげな名前なのですが「水99.9% ふんわりおしりふき」というものをケースで買って利用しています．安くていくらでも気にせず使えるのと，柔らかいのでおしりが拭きやすいのが個人的には気に入っています． ただ，最近は試供品で頂いた「水99%おしりふき　100枚×16個パック　1ケース 赤ちゃん本舗」が良い感じだなと乗り換えました．こちらの方が，おしりふきを取り出しやすく，そしてある程度厚みがあってしっとりしているのでおしりを拭く際にいい感じです．

紙おむつは，最初の1ヶ月の間は「パンパースのはじめての肌へのいちばん スーパージャンボ 新生児」を，次の2～3ヶ月目までは「パンパース さらさらケアテープ ウルトラジャンボ S」を使っています．おしっこやウンチをするとラインが黄色から青色になるため，交換タイミングがわかりやすく良い感じです（色々便利になりましたねぇ）． これまでの記録によると，だいたい1日に10～15回は交換しています．まぁ，高いといえば高いんですが，しんどい思いをするよりは楽をしようということで． ちなみに，他のおむつもお試し用で試してみたのですが，なんだかんだでパンパースに落ち着きました． どうでもよいですが，「スーパージャンボ」という命名はある意味BADUIで，辞めたほうが良いなと思いました．サイズかと思ったら，単に沢山入っているという意味だったらしいので・・・

基本的に，母乳が出ているのであまり高頻度に使っているわけではありませんが（1日に1回程度），とても役に立っているミルクが「明治 ほほえみらくらくキューブ 2箱パック キューブ小箱付き」です．今まで，スティックの粉タイプのものを使っていて，少量のミルクを作る場合でも100ml用のスティックを開けなければならず，量もわからないので難儀していたのですが，このキューブタイプは5個入りで1個は40ml用となっており，状況に応じてミルクを作る量（個数）を変更可能なのでかなり便利です．

当初，哺乳瓶の消毒にはミルトンを使っていたのですが，手間がかかることと，場所をとること，また少しベタつきが気になることなどから購入したのが「電子レンジ用スチーム殺菌容器」．電子レンジで3分で殺菌できて，そのまま保管しておくことができるので重用しています．

「ピジョン 全身ベビーソープ (泡タイプ) 500ml」と「ピジョン 全身ベビーソープ (泡タイプ) 詰めかえ用 400ml」は，娘をお風呂に入れる際に重宝しているボディソープ兼シャンプー．今のところ娘はお風呂大好きなので助かります．

「キレイキレイ 薬用キッチンハンドソープ ポンプ 250ml」と「キレイキレイ 液体ハンドソープ詰替 特大サイズ」は，外から帰ってきた時や，おむつを交換した際に汚れた手を洗うのに重宝しています．

哺乳瓶洗いには「arau.ベビー 泡ほ乳ビンあらい 300ml」と「arau. 泡ほ乳ビンあらい詰替え用 250ml」を使っています．まぁ，これは妻の姉が使っていたからそれをそのまま使っています．特に不満はありません．

基本的に母乳派なので，「ピジョン 母乳パッド フィットアップ お買い得! 10枚増量 136枚入」は必須の模様．お母さんは大変です．

	お風呂に入れるために，まず「リッチェル ふかふか ベビーバス グリーン」を購入したんですが，一緒に購入したハンドポンプが空気を入れている最中にすぐに壊れてしまい，一度も使われること無くお蔵入りしてしまいました．まぁ，こちらは賃貸しているマンションの洗面台がある程度大きかったので，とりあえずその洗面台を使うということでなんとかなっています．
	腱鞘炎になるから寝かせてお風呂に入れるようにしたほうが良いよと，小児科の先生にアドバイスされ（すでに腱鞘炎ですが）購入したのが「リッチェル 手入れがしやすく、とっても軽い! ひんやりしないおふろマット」です．ただ，まだ洗面台で何とかなっているので，使っていません．今後，重くなっていったら必須になるのかなと思っています．

「アルテナチュラル25ｇ（よもぎクリーム）」はもともと乳児湿疹が出た時に妻の依頼で購入したもの．こういったものは効果測定が難しいので，効果があるのかどうかは不明ですが，今のところ大きな問題はありません．

あと，やたらと水を消費するのと，授乳中でビールなどのお酒が飲めないので「San Benedetto(サンベネデット) ナチュラルスパークリングミネラルウォーター500ml」を大量購入しています．炭酸が弱めで安いので我が家的にはかなりのお気に入り商品です．

とまぁ，こんな感じです．ベビーカーは購入したのですがまだぐずってしまうのと，スリングが大活躍しているため役に立ってません．これから役に立つのかなと思います．

といったところで，まとめおわり．

ようやく気持ちも落ち着いたこともあり，情報として一度頭に入れておくと少し気持ちが楽になると思うので，小さいお子さんを育て中の親御さん向けに書いてみます．最初に断っておきますが，今は元気ですので大丈夫です．あと，長いですので，興味のある人だけどうぞ．

先々週の月曜日に娘が熱を出して保育園を早退．その日の晩に40度近い熱が出て保育園に連れて行くことができなくなり，妻も仕事があったため，火曜日は終日仕事を自宅でやることにして娘の面倒を見ていました．大学教員は，講義や出張などがなければ，こういう時は家で仕事をしつつ子供の面倒を見ることができるので本当に助かります（まぁ，面倒を見ているときはほとんど仕事なんてできなくて結局仕事が山積みになるわけですが）．

朝も38度台の熱があったため妻が行きつけの小児科に連絡したところ，まずは診察に来てくださいと言われたため，小児科が開くのを待って抱っこ紐で小児科へ．熱があってややしんどそうではあったものの，外に出れたので娘はご機嫌な様子．小児科でも聴診器を当てられた時は泣いたものの，それ以外はいつもどおりといった感じでした．

診察後，薬局で薬をもらって帰宅．娘は抱っこ紐の中で寝ていたのでそのまま布団で寝かしつけ，小一時間経ったところで目を覚ましたので昼ごはんを準備．処方された抗生剤（溶けるとかなり苦いらしい）をパラパラふりかけ騙しつつご飯を食べさせていたのですが，途中少し多めに入れてしまって苦さがバレてしまい，ご飯を嫌がってしまったので抗生剤は途中で断念．娘が好きなバナナなどを食べさせてあげ，お茶を飲んでご飯は終了．

ソファーに座りながら抱っこしていたところ，眠りについてしまったので布団へ．しばらく布団でゆっくりしていたところ，急に娘が両手足を硬直させて上にあげ，焦点の合わない目を開きつつ急にガタガタし始めました．呼びかけても反応がなく（まぁ，1歳なので普通に反応するかも怪しいですが），瞳孔も開いているような感じで硬直がひどくなるばかりだったため，このまま死んじゃうんじゃないかと怖くなって慌てて娘を抱っこ．トントンしても体は固まったまま．

兎にも角にも行きつけの小児科に連絡をしなければと，携帯電話を取り出すも電話番号は登録されていません．それならばと診察券を探しまわるものも，その診察券も見つかりません（後で妻に聞くと，その小児科には診察券が無いらしい）．妻に電話するも仕事中なのでつながりません．そうこうしている間に，娘が急に何かを吐くような行動を繰り返しはじめました．そういえば小児科の場所をGoogle Mapsで検索したから，Google Maps上に電話番号が出ているかもとウェブブラウザを開いたところ，電話番号を発見．すぐに来るようにと言われても対応できるようにと，電話しながら財布と保険証を準備していました．

電話を受けてくれた人に状況（硬直の時間や現在の様子）を訊かれたので，まだ硬直が続いていること，そしてえづくような感じであることを伝えたところ，しばらく待つように言われたので，とりあえず，タクシーをすぐに捕まえるためにと娘を抱っこしつつ財布と保険証をもって家を飛び出したのですが，先生からの「はじめての痙攣だから救急車を呼ぶように」と連絡を受け，すぐに119へ電話．ここで，急に抱っこしていた娘の両手両足が弛緩し，ぐったりとしてバランスを崩したため少し慌てることに．

電話では，痙攣が続いていることを伝え，対応してくれた人に言われるままに住所や名前などを連絡．落ち着いて連絡しているつもりだったのですが，やはり慌てているのか，何度か先方に「落ち着いて」と言われてしまいました．家で待つようにと言われたため，抱っこしつつ家に戻って娘の背中をトントンと軽くたたいていたところ，徐々に娘の様子が落ち着いてきました（人間の心理とは面白いもので，救急車が到着する頃に容態が落ち着いていると別の意味で慌ててしまいますね．さっきまでそうだったんです・・・と）．

数分後，救急車が到着．部屋まで来てもらうのは時間がかかると考えたため，最低限必要なものと財布と保険証，携帯電話をもって救急車へ．救急車で落ち着いてきたため，少し安心しつつ救急隊員の方の質問に対応することに．

・熱はいつから続いていたのか？
・痙攣は初めてか？
・硬直の時間は何分くらいだったか？
・硬直は左右対称だったか？
・水は飲めていたか？
・意識はあったか？
・目はどんな感じだったか？

などなど．答えることができる範囲内で回答していたのですが，抱っこしていたこともあって正確にはわからないということを伝えると，こういう時は寝かせてしっかり観察しなきゃいけないとのこと．その後，病院の救急でも同様の質問をされて，同じことを言われてしまいました．ちなみに，病院で追加的にされた質問は覚えている範囲内で下記の通り

・呼びかけに反応があったか？
・目の前で何かを動かした時に目は動いたか？（そんな冷静さは普通ないと思う）
・顔色の変化はあったか？ チアノーゼのような症状はあったか？
・歯はどんな感じだったか？

など．どうしても，我が子が危機的な状況に陥っていると思ってしまうと，ついつい抱っこして何とかしなければという気持ちになってしまいます．ただ，こういう時は物を詰まらせないようにだけ気をつけて横たわらせ，症状はどうなのかなどについて冷静に観察しなければいけないのだそうです．抱っこしていると意識が戻りにくいこと，そして抱っこしていると硬直→弛緩で落としてしまう可能性もあり危険というのもあるのだと思います．

病院についた頃には落ち着いていたこともあり，おそらく20人に1人くらいかかる熱性痙攣でしょうということで自宅に帰ることに．ただし，痙攣が24時間以内に再発することはめったに無いため，もしそうなったらしっかり観察し，入院の可能性が高いので救急車か落ち着いていたらタクシーで病院まで来るよう連絡されました．また，その際に痙攣は通常2～3分で収まるから安心して良いこと，そして5分以上続いたら気をつけなければいけないとの話を伺い，一旦タクシーにて帰宅．

帰宅後，疲れていたのか娘はすぐに寝てしまったのでその隙に昼ごはん．3時間程度は起きてちょっと騒いだり，横になったりしていたのだけれど，4時くらいに再度痙攣の発作が．24時間以内の最発作ということで心を決めつつ対応．慣れとは怖いもので，今度はしっかり質問されたことを思い出しながら，しっかりと観察．呼びかけに反応がなく，目の前で物を動かしても反応がないこと，左右対称な硬直で顔色の変化がないことなどなど．2分程度で硬直がおさまり，その後何度も吐くような行動を繰り返し，次第に弛緩して行くのを確認し，お世話になった病院に電話してからタクシーで病院へ．こういう対応ができるようになるというのは，本当に経験って大きいですね．

電話で呼んだ妻と病院で合流し，救急で診察してもらい24時間以内の発作ということで入院へ．その後，診断のため色々血を取られたり，髄液を取られたり，点滴で沢山注射されたりと，親としてはなかなかつらい（本人はもっとつらいでしょうが）時を過ごすことになりました．

5日間入院して色々診察してもらったものの，3日目には熱もしっかり下がり，特に大きな問題は無さそうということで無事5日目に退院することに．初めての外泊が病院というのはなんというかかわいそうではありましたが，無事退院できたのでホット一息です（さておき，両実家が遠方にある状況において入院ってかなり厳しいですね）．

退院から1週間ちょっと経過し，落ち着いてはいるものの，まだ熱が上がることもあったりして油断はできません．また，熱性痙攣の発作を一度起こすと，再発する可能性は3割程度なのだとか．私も小さい頃に熱性痙攣を起こしているらしいので（記憶は当然ありませんが），その可能性も高いかもしれません．ただ，今は元気に靴を履いて暴れまわっていますので，まぁ大丈夫だと思います．

さておき，しばらく夢に出てしまうくらいショックを受けた出来事でしたし，本気で死ぬかもとか思っていたためかなり精神的なダメージを受けたのですが，知識って本当に重要だと感じた数日間でした．みなさんも，もしそういう状況になった時は，私のように慌てて抱っこしてトントンするのではなく，落ち着いて対応して頂ければと思います．また，期間中，色々な方にご迷惑をお掛けしてしまいました．ご配慮いただき，本当にありがとうございました．

今週末，妻が友人の結婚式のため家を留守にするため，娘と2日間ふたりきり．今度はなにもないことを祈るばかりです．