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研究 アーカイブ

2007年10月19日

検索のランキングをユーザの手に取り戻す!

「初音ミク」に関するイメージ検索の結果が変になっているとかで,世間は大騒ぎとなってるようですね.
まぁ,GoogleやYahooという最大手の2社の返す結果が同時におかしくなったというのはさすがに変な感じがしますので,陰謀論に陥ってしまう気持ちも分からないではないです.

まぁそれはさておき,最近検索エンジンの返す結果のランキングが使いにくくなっているように感じます.

商業的な都合や,SEOの問題,Blogなどのコンテンツの氾濫など色々な要因があるのだと思いますが,求めている情報がやたらと下の方にランクされてたり,そもそも50件程度の中には結果が存在しなかったりすることが普通にあります.

そうしたときに,わざわざ100件200件と辿っていくのは大変なことで,そうした際に手軽に検索結果を再ランキングできるような仕組みがあればと思って,研究を行っています.

その一環で実現した編集操作を利用した検索結果の再ランキングシステムを下記のサイトで公開しています.気になったキーワードを検索結果上で選択したり,右側に表示されているタグクラウド(タームクラウド)を選択すると,「削除」「強調」というボタンが現れます.

ここで,「削除」を選ぶとそのキーワードを含む検索結果を下位に,「強調」を選ぶとそのキーワードを含む検索結果を上位に再ランキングします.

Rerank.jp (http://rerank.jp/) がそのサイト.

もし興味があれば使っていただければと思います.

色々なものを俯瞰しながら検索することが容易で,料理のレシピを検索したりすることに特に適していると思います.

まぁ,ただこのサービスは検索エンジンの返す結果を再ランキングするという話ですので,今回のように検索結果として返してくれないと使えないんですけどね.その場合は,複数の検索エンジンの返す結果を集約して提示することで緩和したりしないといけないんでしょうかねぇ・・・

オープンソースの検索エンジンに関して研究を進めているところは多いですし,そういったところに期待しないといけないのかもしれませんね.

ちなみに,11月1日にGoogle Japanの社長である村上さんをお呼びして次世代情報サーチに関する技術と制度の総合的研究ワークショップというものを開催します.興味のある方は参加いただければと思います.

2009年11月05日

楽しいBADUIの世界

これまで私が出会ったBad User Interfaceをまとめるページを作りました.

楽しいBADUIの世界(1日1Bad User Interface)

吃驚するトイレのサイン

どちらかというと,ユーザインタフェースやインタラクションの授業などで使ったりする時のネタ帳みたいなものです.

これまで溜めまくったネタが山盛りあるので,しばらくはネタ切れすることは無いと思いますが,もし面白いBad User Interfaceがありましたら,紹介いただけるとありがたいです.

2009年12月11日

研究スライドのアップロード

Web学会シンポジウムで発表してきました.安田講堂+ustream+twitter+ニコニコ生放送のインパクトがとにかく凄かったと言うのが印象的.

ustreamやニコニコ生放送で流されることは講演者のみなさんが覚悟していたためか,多くの講演者がスライドを発表後に公開するという流れであったのも一般的なシンポジウムと違って面白い.

せっかくなのでということで,私も研究スライドをアップロードしようとしてまずSlideShareを試してみたのだが,SlideShareでアップロードすると日本語のテキストがある場合にレイアウトが崩れまくるうえ,アニメーションが反映されない.

こりゃ使えないと思って色々探したところ,slideboomでアップロードすると日本語のテキストでもレイアウトをほとんど維持できることが判明.また,アニメーションを反映できるのも嬉しい.

ちなみに,ustreamで実際のプレゼンもアーカイブされている.このクオリティで保存されているのであれば,これが一番かも.デモもちゃんと入っているし.

その他のコンテンツは下記よりどうぞ.
http://www.hyuki.com/yukiwiki/wiki.cgi?%C2%E8%B0%EC%B2%F3%A5%A6%A5%A7%A5%D6%B3%D8%B2%F1

2012年09月20日

2013年4月1日に明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科に着任します

twitterなどで告知のとおりですが,2013年4月1日に明治大学の総合数理学部,先端メディアサイエンス学科に着任することとなりました.

まだしばらくは関西で働いておりますが,来年からは関東を拠点に頑張ることになります.
今後とも,皆様よろしくお願いいたします.

ちなみに,先端メディアサイエンス学科では,ひとの生活の一部となっており欠かすことのできない「検索」をメインに据えて,ひとの記憶の外在化された記録であるライフログから如何にして求める情報を探すか,またウェブコンテンツのみならず,画像や動画,実世界での様々な物事に対する検索について,ひとを中心として考えていくサーチとインタラクションに関する研究室を作りたいと考えております.

渡邊さんも書いていますが,学科としては,思いついたものをすぐに試作してひとに見せることができる人材を育成しようと考えています.また,ものづくりができるだけでなく,何らかのプラスアルファ(例えばデザインが出来る,数学ができる,認知心理的な知識を持っている,問題を発見することができる,他分野の人とコミュニケーションが出来るなど)がある人材を育成したいと考えています(まぁ,これは僕が現時点で思っているだけで,今後変わっていく可能性はありますが).

現在,先端メディアサイエンス学科に2013年4月着任として公開されている方々がどういったことをしているのかという事を示す動画群が下記にあります.200以上の動画があって見てられないかもしれませんが,どういう学科が出来上がるのかということが少しイメージできるのではと思います.興味を持たれている方には,是非ともご視聴いただければと思います.

それでは今後ともよろしくお願いいたします.

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